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【EventReport】人生100年時代を楽しみ続ける方法〜ミドル、シニアの自己実現〜

2019年12月03日(火)

【タイトル】人生100年時代を楽しみ続ける方法〜ミドル、シニアの自己実現〜

【日  時】2019/11/8 (Fri) 15:30-18:00

 

【場  所】なごのキャンパス HOMEROOM(コワーキングスペース)

Reported by チアリタ

イベントレポートは参加者の方にリレー形式で担当していただいています。ライターの個性を尊重し、文章のテイストはあえて統一していません。

 

 

もしあなたが100才まで生きるとしたら……これからどんな人生を過ごしますか?

 

今や、人生100年時代。これまで想定されていた、「60代で定年、そして定年後はのんびり余生を楽しむ」といった生涯のライフプランは、今後成り立たなくなるかもしれません。「人生100年時代には、人は80歳を過ぎても働く必要がある」という経済学者の試算もあります。何歳まで、どんな仕事を選んで、どんな形で働きますか?あるいは、働かないという選択肢を選んだ場合は、どんな風に生きていきますか?

いくつになっても、自分らしくありたい。

では、長い人生において自己実現し続けるために、どんな選択肢があり、どんな準備をしていけばいいのか。しなやかにポジティブに、人生を楽しみつくすヒントを求めて「なごのキャンパスOpening Event 人生100年時代を楽しみ続ける方法~ミドル、シニアの自己実現~」に参加してみました!

 

はじめての「なごのキャンパス」!

■「なごのキャンパス」ってどんなところ?!

100年を超える歴史を持つ旧那古野小学校跡地が、これからの100年を作るインキュベート・コワーキングスペースとして2019年10月28日「なごのキャンパス=NAGONO CAMPUS」として生まれ変わりました。

次の100年が育つ学校—ひらく まぜる うまれる―名古屋のこれから。今求められていること。いかに社会にある課題と向き合うか。どのように新しい価値を創造するのか。

100年を超える学び舎である那古野小学校の跡地で、歴史を紡ぎながら次の100年を担うひと・もの・ことが育っていく未来を目指しているそう。

施設は1階にコワーキングスペース、テラス、給食室をリノベーションしたカフェ「yoake」、会議室に、体育館も。(さすが元小学校!思わず探検してみたい気持ちになります)

2階~3階には個室のプライベートオフィスに、固定席のシェアオフィスが。現在、プライベートオフィスは満室という人気ぶり。

 

子どもから大人まで、誰にとっても開かれたキャンパス

イベント参加時に初めて訪れた「なごのキャンパス」。ドキドキしながらシンプル&スタイリッシュなその正面玄関をしばし眺めていると、通りかかった二人組の女性たちの会話が聞こえてきます……

 

女性①「あー、ここ、なんだろう?」

女性②「なごのキャンパス、だって。専門学校かな??」

 

うん、分かります、その気持ち!
でもこの「なごのキャンパス」、入居者だけでなく一般の方も様々な形で利用できる、誰にとっても開かれた施設なのです。

コワーキングスペースはドロップイン(1日単位)で使用可能だし、体育館は大規模なイベントやスポーツ等で利用されるほか、1階会議室やグラウンド体育館までも利用できるようになっています。こんなに広くて綺麗な施設で、イベントや講座・イベントや催事ができたら楽しそう!

そして気軽に立ち寄れるカフェ「yoake」。朝は名古屋スタイルのモーニングが味わえて(小倉トーストを注文すると、あんこは盛り放題!)、昼は食堂としてランチ利用、夜は多国籍料理とお酒が楽しめるとのこと。

店内はWi-Fiのほかにコンセントも設置してあります。仕事もできるし、家族や友人とも訪れて、のんびりお食事もいいですね。

 

■イベント満載!なごのキャンパスって「学びの場」

なごのキャンパスで注目すべきは、多種多様なイベントの多さ。しかも「入居者限定」ではなく、一般の方が参加できるイベントが沢山!

過去には「親子で楽しめるプログラミング体験教室」や、ビール片手にグリーン豆をつまみながら、気になる人の気になる話を聞いて楽しむ社交場「スナックかすがい」、等々。うーん、どれも興味深い!

参加料金は有料・無料とありますが、有料であっても、ゲストやイベントの内容を考えるとどれもかなりリーズナブルな価格帯…という印象です。

 

近年、愛知県内にも随分増えてきたコワーキングスペース。入居者だけじゃない、起業家だけじゃない、ここまで「誰もが楽しめるコワーキング」って他に無いかもしれません。

なごのキャンパスはこれからも注目の施設ですね!

 

なごのキャンパスOpening Event 人生100年時代を楽しみ続ける方法~ミドル、シニアの自己実現~

■開始前のお楽しみ

開催場所は、1階コワーキングスペース「HOME ROOM」。元々は職員室があった場所だったとのこと。仕切りが無く広々とした空間に、様々な形・大きさのテーブルや椅子が並びます。よく見ると、跳び箱を利用したテーブルと椅子を発見!ランプシェードも変わったデザインでオシャレ…と思ったら、ドラムのタムやスコアボードを利用している。こんな発見が楽しくて、イベント開始まで全く退屈しなかったのでした。

そうこうしているうちに、次々に参加者が会場に集まり(総勢40~50名くらいでしょうか)、スクリーンを前に思い思いの椅子に着席し開始を待ちます。

 

■いよいよパネルディスカッション、始まります!

今回のイベントは「年齢に関係なく人生を楽しみ続けるには?」をテーマにしたパネルディスカッション。ゲストスピーカーは愛知県に所縁のあるお二人、元デンソーアイティーラボラトリ代表取締役社⻑の平林裕司さんと、株式会社ty 代表取締役/CEOとして製造業の未来を支える今山貴章さん。そしてモデレーターは、なごのキャンパス企画運営ディレクター、粟生万琴さん。

モデレーター粟生さんの登場でイベントがスタート!会場は一気に華やかな雰囲気に包まれ、ゲストスピーカーのお二人の登壇前に、期待感が最高値まで高まります。

 

粟生 万琴 氏

なごのキャンパス 企画運営プロデューサー

エンジニアとしてソフトウェア開発に従事した後、大手総合人材サービス会社にて社内ベンチャーを立ち上げ、Webアプリ開発に特化した事業を手掛ける。

2012年 パソナテック初の女性役員に就任、新規事業、およびマーケティング責任者として、海外拠点タイ事業の立上げ(JV)、タレントシェアリングサービス(Job-Hub)の立上げ、産官学連携ベンチャー支援の責任者として従事。

2016年 関西発AIベンチャー、株式会社エクサインテリジェンス(現 株式会社エクサウィザーズ)取締役就任。現職 社長室フェロー。

2018年6月 Job-Hub事業をパソナテックから分社後、株式会社パソナJob-Hub エグゼクティブフェロー就任。


 

「ではこれからスタートです!皆さん、拍手~」

参加者に拍手を求め、一瞬で参加者の笑顔を引き出してしまう粟生さん。人を惹きつけるトーク、絶妙なタイミングで、豊富知識を元に分かりやすく参加者へ解説を挟んでくれる頭の回転の速さときたら。女性からみてもすごくカッコいい~(声も素敵なんです!)

■ナイスミドル&シニア、降臨

そしていよいよお待ちかね、ゲストスピーカー平林裕司さんと今山貴章さんの登場!豪華なお二人です。

自己紹介がてら、お二人がそれぞれこれまでの歩みを語ってくださった後は

「今までで一番苦労したことは?」

「これから挑戦してみたいことは?」

など、テーマに沿って、あるいは参加者からの質問に答える形でパネルディスカッションは進行します。

予定の時間をオーバーする程の熱いトーク!

 

平林 裕司 氏

SMK株式会社 スマートモビリティ市場部 部長付

Global Mobility Service株式会社 取締役技術本部管掌

1977 年、日本電装(現デンソー)に入社。1993 年から、カーナビゲーションシステムの企画、開発に従事し、日本・米国・中国等世界のカーナビゲーションを立ち上げた。この分野では草分け的存在。

2011 年よりデンソーアイティーラボラトリ代表取締役社⻑に就任。

研究者のやりたいことが自由にできる環境を整え、「デンソーらしくない」独自の研究開発を推進。

2018年退任。

研究開発から品質保証まで製品開発を経験した実績をベースに2019年4月からSMK株式会社で、車載部品の営業、品質保証を担当。

6月からはベンチャー企業であるGlobal Mobility Service株式会社で技術担当取締役に就任。現在二足のわらじを履いている。

 

 

ちなみに平林さん、「明日はスズカ8時間エンデューロに参加するんですよ」なんて、目をキラキラさせて笑っていらっしゃいました。すごくエネルギッシュ! 

何より驚いたのは、今回のパネルディスカッションのテーマの1つ、「今までで一番苦労したことは?」に対する平林さんの回答です。しばし考えた平林さんのお言葉がこちら→「苦労したことですか……うーん、あったかなぁ、無いですねぇ!!」…?!?!

傍から見たら大変そうなことでも、平林さんは「苦労」だなんて微塵も感じておられず、むしろ「挑戦」として心から楽しんでいらっしゃるのです。「常に進化し続けていること」そして「苦労を苦労と思わないこと」。平林さんの生き方に教わった気がしました。

その他、デンソーに入社されてからデンソーアイティーラボラトリ代表取締役社⻑に就任されるまでの当時のお話。

「心がけていたことは、自分が関わる範囲を広げていくこと」というお話をしてくださった平林さん。

思わずパネルディスカッション後に「それってご自分の業務が増えて、逆に忙しくて大変になりませんでしたか?」と質問すると「違うんだよ。結局はね、僕の仕事は人に動いてもらわなければ進まない。だからこそ、自分から積極的に関わっていくことが大切だったんですよ」と。

 

進化し続ける事。自分の幅とか枠を認識して、それを取り壊して拡張する事。どちらも相当なエネルギーが必要かもしれません。ですがこのマインドがあれば「人生100年時代」の楽しみ方の選択肢がぐっと増えるんだ!と確信したのでした。

 

今山 貴章 氏

株式会社ty 代表取締役/CEO 

 19歳でアメリカへ1年間留学。

1988年に帰国し、鉄工所へ入社。

1994年に改めて渡米し、米国機械メーカーへ入社。独自の手法で機械の精度を高め、生産効率を上げるマニュアルを作成、日本への販売も担当する。同時に米国大型スーパーにも勤務。「お客様に毎日来て頂けるか?」という事に着地点を見て取り組み、売上業績を上げる。

2008年に帰国し、P.M.F.Group株式会社を設立。

2009年には株式会社 tyを設立。正社員数27名(2019年4月現在) で、「ニッポンのものづくり応援団」を企業のコンセプトに社員一同で国内の製造業を応援。

 

今山さんは11月なのに半袖で登場!

上記ご経歴にある「米国大型スーパーにも勤務」、この理由がスゴイのです。なんと「地域住民の考えていることが知りたいから」と、社長にお願いし地元スーパーでレジ打ち。お客様一人ひとりに声をかけ、地元の方々の声を聴いていったのだそう。しかもそのお人柄からお客様に愛されすぎて、今山さんのレジにだけ長蛇の列ができてしまったとか!その情熱、すごくないですか?! 

どれほどの情熱を持てば、ここまでの事ができるのか。一生懸命、ひと言ひと言に想いを込めながら、参加者にお話される今山さん。頭の中に、当時の今山さんの姿が目に浮かぶようで、目頭が熱くなりました。交流会でご挨拶させていただくと、今山さんは感動で興奮した私の纏まりの無い話に耳を傾けてくださり、その他にも素敵なエピソードを教えてくださいました。

 

いつも、いくつになっても、情熱を持ち続ける事。

「自分ならできる」と強く信じる事。

それが、自分らしく人生100年時代を生きるヒントかもしれません。

 

■なごのキャンパスって「交流の場」

このイベント、パネルディスカッションの後に交流会があったのですが、なんとアルコール等のドリンク&おつまみまで用意されていました!乾杯と同時に、あちこちで名刺交換がスタート。交流会が始まって間もないのに、色んなところから笑い声が聞こえる。ぱっと目があった方とご挨拶して、イベントに参加した目的や仕事のことを聞いたり話したり。

この会場であるコワーキングスペース「HOME ROOM」には様々な形・大きさのテーブルや椅子が並んでいる、とお伝えしましたが、それはまるで、職業も年齢も違う参加者をまるごと受け止めてくれるような……。すごくいい雰囲気で、時間はあっという間。全ての方とお話できなくて本当に残念でした!

 

最後に

価値ある学びを与えてもらったその後は、なんだか自然に「なごのキャンパス、ありがとう!」という気持ちが湧いてきました。入居者で無くても、こんなに意義あるイベントに参加できる。イベントに参加した人々、地域の人々、誰にとって開かれた場所。

なごのキャンパスに感謝を込めて。またイベントに参加させてもらいます!

 

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